Ｕ２３ドーハ合宿はあの競技場で！手倉森監督「悲劇の歴史塗り替える」

４日から７日までトレーニングを行うアルアリ競技場

Ｕ―２３日本代表ドーハ合宿

　悲劇の歴史を塗り替える。Ｕ―２３日本代表が４日から７日までトレーニングを行うグラウンドは、９３年１０月２８日、Ｗ杯米国大会アジア最終予選でイラクと対戦し、後半ロスタイムの失点で日本がＷ杯初出場を逃した「ドーハの悲劇」のアルアリ競技場。フォーメーション練習などで選手に大声で指示を出していた手倉森監督は報道陣から伝え聞くと「そうなんだ」と初耳だった様子だった。

　それでも、テレビ観戦していた当時を振り返り「試合コントロールの大事さを教えられた。手にしかけたものを不注意で逃してしまった」と語った。その上で「（悲劇の歴史はあったが）新しい時代の始まりだと選手に言い聞かせたい。歴史を塗り替える」と、“ドーハ＝悲劇”のイメージを払しょくし、歓喜の舞台にする決意を示した。