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澤「距離感ばらばら」不発に悔しげもINAC勝ち点1 

[ 2015年9月23日 05:30 ]

<千葉・NAC神戸> 後半、シュートを狙う澤(左)

なでしこリーグ第17節 INAC神戸0―0千葉

(9月22日 フクアリ)
 なでしこリーグ第17節4試合が22日に行われ、首位のINAC神戸はアウェーで千葉と0―0で引き分けた。試合がなかった2位・日テレとの勝ち点差を4に広げ、レギュラーシリーズ1位へ前進した。23日、日テレが伊賀に敗れた場合は、最終節を残してINAC神戸のシリーズ1位が決まる。

 INAC神戸が苦しみながら勝ち点1をもぎ取った。序盤からボールを保持したが、決定機で精度を欠き相手と同数のシュート11本を放ちながら無得点。守備でも全体をコンパクトに保てず、DFとボランチの間が間延びしてしまった。

 ボランチでフル出場したMF澤は「勝ちきれなかったですね。守備が間延びして(ボールの)奪いどころがなかった。前と後ろ、横の距離感がバラバラだった」と悔しげな表情を見せた。後半27分には強烈なミドルシュートを放つもゴール枠外。それでも、終了間際にゴール前でスライディングシュートを狙うなど最後まで闘志を見せ、チームをレギュラーシリーズ1位へ半歩前進させた。

 今季のなでしこリーグは昨季に続き、レギュラーシリーズとエキサイティングシリーズに分かれる「スプリット制」を導入。レギュラーシリーズ上位6位までが上位リーグに進出し、1位は勝ち点6、2位は勝ち点5を上位リーグに持ち越すことができる。「(次戦は)しっかり勝ち点3を取って1位を取りたい。とにかく自分たちらしく、のびのびホームで勝てたら」。ホームで迎える27日の最終節・浦和戦へ、澤は自然体を強調した。

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2015年9月23日のニュース