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指揮官イラッ!神戸 劣悪ピッチに泣かされ、ホーム100勝お預け

[ 2015年7月16日 08:45 ]

<神戸・湘南>前半、湘南・藤田祥(右から2人目)と競り合う神戸・高橋祥(左)

J1第2ステージ第2節 神戸1-1湘南

(7月15日 ノエスタ)
 神戸はホームで湘南と1―1で引き分け、ホーム100勝はまたもお預けとなった。

 ネルシーニョ監督の怒りがすべてを物語っていた。前節のアウェー清水戦を5―0で大勝し迎えたホーム湘南戦は、前半18分に高橋峻が先制するも同31分に同点弾を許す。その後も走力にまさる相手の前に後手後手にまわりドローがやっとだった。

 今季は本拠地で9戦してわずか1勝。10年前から問題視されてきた劣悪ピッチは依然として解消されず、この日もホームチームの足を引っ張った。「Jリーグのピッチはどこも最高だが、うちは違う。下でつなぐ神戸のようなチームはフットボールができない。守って相手のミスを待つ戦術が有利となる」。これまで一切言い訳をしなかった指揮官も、さすがにいらだちを隠さなかった。

 司令塔の森岡にも輝きはなかった。日本代表のハリルホジッチ監督が視察した一戦。東アジア選手権のメンバー入りのための重要な戦いは、不規則なバウンドを繰り返すピッチに創造性を奪われた。「わかりやすいアピールはできなかった」と淡々と振り返るだけだった。

 次はアウェーの仙台戦。だがいまの神戸には本拠地よりも敵地での試合が待ち遠しい。

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2015年7月16日のニュース