×

ビダル2G1Aも…チリ引き分け決勝T持ち越し ボリビア18年ぶり勝利

[ 2015年6月16日 12:33 ]

メキシコ戦で2ゴール1アシストの活躍をしたチリ代表MFビダル(AP)

南米選手権

(6月15日)
 南米選手権1次リーグA組第2節の2試合が15日(日本時間16日)に行われ、開催国チリはメキシコと3―3で引き分けて、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越しとなった。ボリビアはエクアドルを3―2で下し、同大会18年ぶりの勝利を飾った。

 開幕戦を勝利したチリだったが、前半21分カウンターからFWブオソに決められて先制をされる。しかし、わずか1分後右CKからMFビダルのヘディングシュートで同点。同29分セットプレーからFWヒメネスに頭で決められて、再びリードされるが、同42分ビダルのクロスにFWバルガスが頭で決めて、前半を2―2で折り返す。

 1次リーグ突破を目指すチリは、後半10分FWサンチェスのスルーパスに、反応したビダルがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをビダルが決めて、チリが勝ち越しに成功。開幕2連勝に近づいたチリだったが、同21分再び追いつかれる。相手のロングボールにDFの裏をつかれると、GKとの1対1を制したブオソにこの試合2点目を決められた。

 チリは再び勝ち越しを目指したが、同35分サンチェスのゴールはオフサイドの判定となるなど、ゴールを奪うことができすに3―3で試合終了。ビダルが2ゴール1アシストの活躍を見せたが、2連勝を逃し1次リーグ突破第1号は逃した。メキシコは勝ち点2で、最終節エクアドル戦に決勝トーナメント進出の望みをつないだ。

 初戦メキシコと引き分けたボリビアは、黒星スタートを切っているエクアドルとの打ち合いを3―2で制した。76%のボールを支配された試合だったが、前半5分CKからDFラルデスが先制弾を決めると、同18分MFダレンセが加点。前半終盤にはFWモレノがPKを決めて、前半を3点リードで折り返す。

 後半2点を返されて、試合合計で26本のシュートを浴びたが、逃げ切りに成功。自国開催で決勝進出を果たした1997年大会以来、18年ぶりの勝利を挙げたボリビアは、チリと勝ち点4で並び、最終節直接対決で決勝トーナメント進出を目指す。

 南米選手権は16日(日本時間17日)にB組第2節の2試合が行われ、初戦を引き分けた優勝候補アルゼンチンは初戦勝利のウルグアイと、パラグアイはジャマイカと対戦する。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月16日のニュース