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チェルシーの胸に「横浜ゴム」 年間73億円の大型契約

[ 2015年2月27日 19:52 ]

 サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーは26日、日本のタイヤメーカーの横浜ゴムとユニホームの胸スポンサー契約を結んだと発表した。期間は来季からで5年。英紙によると年間約4千万ポンド(約73億6千万円)の大型契約となる。日本企業の名前が本場イングランドの有力クラブのユニホームを再び飾る。

 横浜ゴムの南雲忠信会長兼最高経営責任者(CEO)はクラブ公式サイトで「われわれにとって史上最大のスポンサー契約。世界中の人々に名前を知ってもらいたい」と述べた。同社は世界屈指の強豪を通じて認知度を上げ、欧州などをターゲットにグローバル展開を拡大させる狙いだ。チェルシーは現在、韓国のサムスン電子の名前を胸につけている。

 日本の企業はかつてシャープがマンチェスター・ユナイテッド、NECがエバートンの胸スポンサーを務めた例がある。イタリアなどでは日本の自動車メーカー名がユニホームについていたが、最近は豊富な資金力を持つ中東勢に押され気味。アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空はレアル・マドリード(スペイン)など多くの大クラブの胸を飾っている。

 巨額の契約金を得るチェルシーには、日本から注目を集めるメリットもある。バック会長は「歴史ある日本の会社をパートナーに迎え、日本のマーケットにおけるわれわれの成長も加速するだろう」と期待した。(共同)

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2015年2月27日のニュース