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モナコ8強入り見えた! 敵地で3発アーセナル撃破!

[ 2015年2月27日 05:30 ]

<アーセナル・モナコ>先制点を決めて喜びを爆発させたコンドグビア (AP)

欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦 モナコ3―1アーセナル

(2月25日)
 欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦2試合が25日に行われ、前評判の低かったモナコがアウェーでアーセナルを3―1と破る番狂わせを起こした。アーセナルのアーセン・ベンゲル監督(65)は古巣との初対決に敗れ、8強入りが厳しくなった。このカードの第2戦は3月17日に行われる。

 英ウィリアムヒル社の優勝オッズが201倍だったモナコが、17倍のアーセナルを敵地で撃破した。前半38分にMFコンドグビアのシュートが相手に当たってコースが変わり先制。後半8分にカウンターからFWベルバトフが追加点を挙げ、1点を返された後半ロスタイムにもカウンターからとどめを刺した。「誰も俺たちが勝つなんて思ってなかっただろ?」。ベルバトフは胸を張った。

 クラブ経営も戦い方も現実路線に転換した。今季はハメス・ロドリゲス(現Rマドリード)とファルカオ(現マンチェスターU)を放出。スポルティング(ポルトガル)から40歳と若いジャルディム監督を迎え、若手強化へかじを切った。放漫経営が目立ったロシア人のリボロフレフ会長が離婚裁判で多額の慰謝料を支払うことになったためとも言われるが、ジャルディム監督は限られた戦力で堅守速攻を徹底。CLは7試合2失点、4位につける国内リーグでも最少の19失点を誇る。「データではアーセナルは前半に強いけど、組織で対抗できた」と指揮官。準優勝した04年以来の8強入りが見えてきた。

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2015年2月27日のニュース