残る枠は２つ！横山　アルガルベ杯滑り込み切符獲得へアピール

なでしこ合宿でドリブル突破を試みる横山（左）

　アルガルベ杯（３月４日開幕、ポルトガル）に参戦するなでしこジャパンは２４日、千葉県内で合宿２日目の練習を行い、Ｕ―２３世代のサポートメンバーのＭＦ横山久美（２１）が残り２つのメンバー枠に“飛び級”で滑り込むためアピールした。

【なでしこジャパンメンバー 日程＆結果】

　男子大学生を交えた紅白戦。Ａ代表の合宿初参加の横山は左ＭＦに入り、ライン際で細かいタッチで他の選手とパスを交わすなど技術を見せた。「アンダー世代と違って緊張する。でもうまさを盗みたい」と貪欲に吸収しつつ、ポルトガル行きの切符をつかむ考えだ。

　サポートメンバーは５人だが、フィールドプレーヤー４人から２人が選ばれることが有力。「ドリブルからのシュートだったり、ターンだったり。とにかく自分のプレーができるように」。１０年のＵ―１７女子Ｗ杯の北朝鮮戦で４人抜きゴールを決め、ＦＩＦＡ年間最優秀ゴール賞にノミネートされた。１２年のＵ―２０Ｗ杯３位メンバーでもある逸材。アルガルベ杯に選出されれば、Ｗ杯も見えてくるが「目の前のことを一回一回しっかりやっていきたい」と、謙虚に高みを目指す。

　≪国内合宿帯同メンバー≫
【ＧＫ】久野吹雪（２５、伊賀）
【ＤＦ】薊理絵（２６、ＡＳ埼玉）
【ＭＦ】上辻裕実（２７、日テレ）、後藤三知（２４、浦和）、横山久美（２１、長野）