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日本代表監督一本化へ!25日のトップ会談でいよいよ絞り込み

[ 2015年2月25日 05:30 ]

元アルジェリア代表監督のハリルホジッチ氏

 次期日本代表監督候補を選定するトップ会談が、25日に行われる見通しとなった。インド出張から帰国する日本協会の大仁邦弥会長(70)が霜田正浩技術委員長(48)と話し合いを持ち、22日の臨時技術委員会で絞り込まれたカタール1部ラフウィヤ監督のミカエル・ラウドルップ氏(50)、元アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(62)ら最終候補の中から一本化する。

【日本代表日程】

 次期日本代表監督候補が、ついに一本化される。インド出張中の大仁会長は26日に帰国する可能性もあったが、25日に成田空港着の航空機で戻ることが決定。出発前には「(帰国したら)霜田技術委員長と話をしようということになっている」と明かしていた。26、27日は仕事の予定が詰まっており、トップ会談は帰国後、速やかに行われる見通しだ。日本協会は22日に臨時技術委員会を開き、大仁会長に推挙する3人程度の最終候補を決定。関係者は「最後は会長と技術委員長で、膝を向き合わせて決めてもらう」と語った。

 本命候補のラウドルップ氏はカタール1部ラフウィヤとの契約を残し、“引き抜き”には違約金が必要。カタールのシーズンが終了する5月からの采配が現実的となる。現役時代の実績、18年W杯が開催されるロシアでの監督経験、年齢など総合評価は高い。3月の親善試合2試合をスキップして、ぶっつけ本番で6月のW杯アジア2次予選に臨むことを良しとするかがポイントとなる。

 5月まで待てないと判断した場合はハリルホジッチ氏へのスライドが有力。関係者によると、エジプトなど他協会やクラブからも打診がある中、日本代表就任に前向きな姿勢を見せているという。弟のエンベル氏は「進行中のプロセスは繊細で、兄はそれを妨げたり壊したりすることを望んでいないので、取材には応じられない」と語った。

 契約期間はラウドルップ氏、ハリルホジッチ氏ともにオプション付きの2年になる見通し。いずれかの一本化が基本線だが、両氏ともに当初、日本協会が準備していた年俸2億円の予算を上回る可能性が高い。コーチ人事などを含めた条件面で折り合いが困難とみた場合、パルメイラス監督のオリヴェイラ氏に方針転換する可能性を残す。W杯ロシア大会を目指す日本代表の行方を左右するトップ会談。正式オファーは近い。

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