×

レオ様 惨敗アギーレJへ愛の喝「チームとして先は見えない」

[ 2014年10月16日 10:10 ]

スポニチ本紙の取材に応じた元ブラジル代表MFのレオナルド氏

 かつて鹿島でもプレーした元ブラジル代表MFのレオナルド氏(45)がスポニチ本紙の取材に応じ、14日の親善試合(シンガポール)でブラジルに0―4で惨敗したアギーレジャパンを一刀両断した。日本が4年前に比べて後退していると断言。FW本田圭佑(28=ACミラン)を先発から外したハビエル・アギーレ監督(55)の采配にも疑問を呈するなど、日本サッカーのさらなるレベルアップのために一石を投じた。

 ミラノ在住のレオナルド氏は試合をテレビの生中継で観戦。かつて鹿島でプレーし、日本サッカーに精通しているからこそ、母国ブラジルが相手だったとはいえ、惨敗には驚きを隠せなかった。

 「驚きだったね。もちろん悪い意味で。言い訳のできないほどの完敗だったから。ブラジルにとってはW杯で完敗し、こういった再スタートを切る必要があったけど」

 ブラジルは母国開催のW杯準決勝でドイツに1―7で大敗。W杯後にドゥンガ監督の下で3戦3勝と再出発していたが、相手がどこであれ再起へ向け、派手な勝利を積み上げていく必要があったという。日本は噛(か)ませ犬だったかのような屈辱。

 ザックジャパンも日本史上最強と言われながらW杯1次リーグ敗退。アギーレジャパンは4年後のロシア大会へ確かな再出発を切る必要があった。だが、1勝1分け1敗で迎えたブラジル戦は先の見えない惨敗。レオナルド氏が特に驚いたのがバランスの悪さだった。

 「日本は攻守のバランスが最悪。速攻から何度も失点を喫し、ネイマールは2度もGKと1対1になった。現時点で攻撃の組み立ては全く抑揚がなく悪い意味で一定。誰もリスクを負わないし、試合のリズムを変えることもできない。正直チームとして先は見えない」

続きを表示

2014年10月16日のニュース