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「アギレ」「アギーレ」論争に決着!?発音は「アギ~レだよ」

[ 2014年8月12日 06:44 ]

<ハビエル・アギーレ日本代表監督就任会見>水を飲むアギーレ監督

 日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が11日、羽田空港着の航空機で来日して東京都内のホテルで就任会見に臨んだ。日本では報道各社によって「アギーレ」「アギレ」と名前の表記が分かれているが、「アギ~レだよ」と発音してみせた。

 【アギーレ監督と一問一答・2】

 ――守備重視で理想のDFは?強さ?速さ?

 「DFというよりもバランスを重視したい。守ることも攻めることもできるバランスが取れた選手を求めている。攻守両方できること。特にボールを奪うことが重要。そのボールを的確に前に運ぶことが大事。守ることは守備陣だけではなくFW、MFにも同じように求めたい。ボールを奪い、試合で目指していることに貢献してほしい。DF4、5人だけではなくGKやFWを含めて全員が守れて攻められるチームを目指している」

 ――チームのニックネームはどんなのがいい? 「皆さま次第だが、サムライブルーというネーミングが気に入っている」

 ――守って攻められるチーム。どんなフォーメーションを考えている?

 「フォーメーションは展開次第によって変化する。3バックや4バック、5人の時もある。4―3―3や5―2―3、3―5―2もあるし、3トップもある。基本は4―3―3と考えているが、3―4―3になったりもする。選手の状況や展開によって変化させたい」

 ――名前の発音はアギレ?それともアギーレ?

 「アギ~レだよ」

 ――欧州組は移動が大変。対処法は?

 「欧州はトップリーグが多い。選手の報酬も多い。メキシコ人もアルゼンチン人もプレーしているし、同じ問題はあるが、障害ではない。選手のコンディションが整わず、負けるということはないんじゃないか。プロなんだ。体調の整え方は分かっているし、長旅は障害にはならない」

 ――ロシアW杯で日本は過去の成績を超えられるか?

 「もちろんだ。W杯に進むポテンシャルはある。日本のリーグレベルも良くなっているし、五輪選手はロンドンで見て優秀な選手がいる。リオ五輪世代もこのチーム(A代表)でも頑張ってもらいたい。欧州で非常に良い仕事をしている選手もいる。次のW杯を目指すのは価値あるプロジェクト。人的資源というか良い選手がそろっている」

 ――サッカーの哲学?

 「シンプル。とにかく走り、良いプレーをし、勝利を収める。チームに望むことは国を代表して戦っていることを肝に銘じてほしい。私は選手として1回、監督として2回W杯に出場したが、感じたのは代表チームの一員は各自責任を持って責務を果たすこと」

 ――日本は若い。W杯まで連れて行くことは挑戦になる。

 「今回引き受けたことはキャリアの中で大きなチャレンジだ。人間は日々学んでいく。自分も頑張りたい。他の国やスペインのクラブから話があったが、南アフリカの時に原さん(日本協会専務理事)と霜田さん(日本協会技術委員)が声を掛けてくれたこと。(就任を)断った後も私の仕事を見てくれていたこと。だから引き受けた」

 ――U―19日本代表は10月にアジア選手権に行く。A代表と下部年代の活動が重なった場合はどこを優先させるのか?

 「公式戦を一番に考えている。親善試合よりも公式戦。五輪とA代表ならA代表に呼ぶかもしれないが、公式戦と親善試合なら公式戦を優先させたい。こういう試合は五輪などにつながるので」

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