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ザック コスタリカ戦失点に喝「命取り」 逆転3発も慢心なし

[ 2014年6月5日 05:30 ]

勝って兜の緒を締めろ!!練習前に、円陣を組みイレブンに話すザッケローニ監督

 練習場ピッチのど真ん中。ザッケローニ監督を中心に選手、スタッフが大きな円陣をつくり10分以上に及ぶロングミーティングが実施された。前日2日(日本時間3日)、同じくW杯出場国のコスタリカに快勝したムードをあえて引き締めるザック流の“喝”だった。

 「あれだけ多くのチャンスがあったのに決めきれず、ミスから失点した。W杯ではあの失点が命取りになる!」

 日本協会の原専務理事が内容の一部を明かした。指揮官が厳しい口調で訴えた場面は前半31分だ。右サイドバックの内田が裏を取られ森重も簡単にクロスを許した。逆サイドの今野もマークが遅れた。W杯で同じミスは絶対に許されない。「しっかりDFラインを整えろ、マークもしっかりしよう。失点の仕方でももっとプレスをかけるとか、本番に向けてもっと詰めて行こう」。指揮官はそう続けたという。

 勝って兜(かぶと)の緒を締める――それは選手も同じだ。長友も「勝てたのは良かったけど、それで“俺たちは強い”とかフワッとした自信で、ネガティブな方向に進むと正直難しい。進むべき道は間違っていない。でも一人でもブレたら結果は出ない」と指摘した。ザックジャパンに慢心はない。 

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