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本田、強気発言で不安説一蹴「後退している覚えはない」

[ 2014年6月5日 05:31 ]

<日本練習>囲み取材に応じる本田

 12日に開幕するW杯に向けて米国合宿中の日本代表FW本田圭佑(27)が4日、取材に応じ、自身の上り調子を強調した。

 低調だったキプロス戦(5月27日)とコスタリカ戦(6月2日)の2つの親善試合でのパフォーマンスに関して言及。「何をベストというかは分からないけど、自分が後退している覚えはない。半月板を損傷した時でさえもそう思ったし。得点できていない点は受け止めているけど、手応えとしてはある。さらに上がっていく。メンタル面?良いんじゃないですか」。強気な姿勢を打ち出し、周囲の不安説を笑い飛ばした。

 1次リーグ初戦のコートジボワール戦まで残された時間はわずか。勝利するイメージも出来上がりつつある。「最後の一歩が出る、出ないで変わる。前回はその点が良かった」とゴール前での粘りの守備を見せた前回の南アフリカ大会を振り返り「先制点を取られると負けるくらいの気持ちでやらないといけない。データ上は分からないけど、先制点を取った方が勝つ確率は高い」と先取点をポイントに挙げた。

 コスタリカ戦では何度もチャンスがありながら逸し、先制点を与えた。「そこは攻撃陣の責任」と本番ではキッチリ結果を残すことに自信を見せた。

 ザッケローニ監督は本田との心中を決めている。4年間、時には激論を交わしながらチームをつくってきた。「集大成」と位置付ける今大会。強気の言葉を証明する“リアル本田”をまずは6日のザンビア戦で見せるつもりだ。

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