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広島 後半40分“悪夢”被弾で敗退…J王者も体力限界

[ 2014年5月15日 05:30 ]

<広島・ウェスタンシドニー>後半、小野(下)のスライディングタックルをかわし攻め込む広島・青山

ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 広島0―2ウェスタン・シドニー

(5月14日 パラマッタ)
 J王者が力尽きた。後半40分に2点目を許し、0―2の敗戦。2戦合計3―3だが、第1戦で許したアウェーゴールが重くのしかかり、広島の敗退が決まった。

 ブラジルW杯の日本代表メンバーに選出された青山も、疲労蓄積で重い体を奮い立たせてピッチを走り回ったが、流れを変えることはできず。「本当に小さな差だった。国を背負って戦うところを意識できればもっと違った戦いになったかもしれない」と振り返った。

 前半は相手の激しいプレスを5バックで守り、逆にロングボールで一気のチャンスメーク。前半12分に石原がGKと1対1の絶好機をつかむなど、試合巧者ぶりを発揮した。しかし後半に体力の限界が訪れた。4月12日から週2試合ペースで続く11試合の10戦目。試合後ごとに先発を大幅に入れ替え、やりくりしながら結果を残してきたが、限界はあった。

 これがJクラブの現状だ。Jリーグと並行しての連戦で、ばく大な資金を投資する中国勢などと選手層の違いが浮き彫りになった。森保監督は「日本は中国のように資本があるわけではない。経験を生かすしかない」と前を向く。さらに強くなって帰ってくるしかない。

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2014年5月15日のニュース