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柿谷 リーグ戦でも決める!ACL勢いそのまま阪神ダービーへ

[ 2014年4月25日 05:30 ]

23日の山東戦で同点ゴールを決めガッツポーズするC大阪のFW柿谷

 ACL1次リーグのアウェー山東魯能戦で劇的な逆転勝利を挙げ、ラウンド16へ進んだC大阪が24日、中国から帰国した。26日に控える首位神戸戦(ノエスタ)は中2日での試合と過酷な日程ながら、リーグ戦で浮上するためには落とせない一戦。今季リーグ戦でいまだノーゴールの日本代表FW柿谷曜一朗(24)も、劇勝の勢いのまま首位叩きへ挑む。

【ACL結果 J1順位表】

 一夜明けても、選手たちには疲労の色が残っていた。90分間にわたって戦い続け、完全アウェーの中、逆転勝利を飾った山東魯能戦。決勝トーナメントへの切符をつかんだ代償は、激しい消耗だった。ただ、首位神戸との一戦が中2日で待ち受ける。済南市内で軽く調整し、柿谷は淡々と意気込みを語った。

 「(疲れは)大丈夫です。あさって、すぐに試合なんで頑張ります」

 ACLは1次リーグ突破を決めたとはいえ、リーグでは現在9位と低迷。豊富な戦力から優勝候補に挙げられていたのに、最近4試合連続未勝利と苦戦を強いられている。エースは開幕から8試合連続でいまだゴールがなし。その間に、下馬評は高くなかった神戸が前節で首位に浮上し立場は逆転してしまった。

 ただ、山東戦で負傷し救急車で搬送されたGK金鎮鉉(キムジンヒョン)は精密検査の結果で異常はなく、大事には至らなかった。帰国してから、調整期間はたった1日。柿谷が「全員がピッチに立てる準備をしっかりしないといけない」と話したように、疲労回復ともに気持ちの切り替えが重要になってくる。

 大一番で勝ち切った勢いのまま神戸戦に勝利すれば、浮上への糸口が見えてくるはずだ。山東戦で出場停止だった日本代表候補FW南野も、国内で調整し準備万端。敵地へと乗り込む2年ぶりの阪神ダービー。エースの今季初得点が生まれれば、首位からの白星が見えてくる。

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2014年4月25日のニュース