高原 J3相模原移籍の背景に東京Vの深刻な資金難も

[ 2014年3月21日 06:32 ]

 J2東京Vの元日本代表FW高原直泰(34)がJ3相模原に電撃移籍することが20日、明らかになった。高原はすでに東京Vのチームメートや関係者に別れのあいさつを済ませており、21日から相模原に合流する。

 06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場するなど、日本代表のエースストライカーとして長く活躍してきたベテランが、新天地にJ3の舞台を選んだ。

 2012年限りでJ1清水を退団した高原は13年から2年契約でJ2東京Vに移籍し、昨季はリーグ戦42試合中41試合に出場。チーム最多の11得点をマークするとともに献身的な守備も光り、中心選手として活躍した。シーズンオフには海外での自主トレーニングに若手を帯同するなど面倒見も良く“兄貴分”としての存在感も十分だった。

 だが、東京Vが深刻な資金難に陥ったことで高原の年俸1200万円(推定)がクラブの重荷となった。さらに高原を自ら口説いて自身の監督就任とともに入団させた三浦泰年監督(48)と、三浦監督を3年契約で招へいした羽生英之社長(49)による急激な若返り策が今季からスタート。6月で35歳になる高原は構想から外れ、開幕から3試合連続でベンチ外となっていた。

 そんな状況に、J1名古屋などで活躍した元日本代表MFで、相模原を08年に立ち上げた望月重良代表(40)が目をつけた。同じ静岡県出身でもある高原の得点力と人間性を高く評価。悲願のJ2昇格の目玉にと白羽の矢を立てたもので、望月代表の情熱的な誘いに高原も心を動かされた。

 相模原は今季から始まったJ3リーグの開幕戦で金沢に0―4で敗れるなど、12チーム中現在7位。やや苦戦のスタートとなっているが、国際Aマッチ通算23ゴールを誇る高原が加入すれば、一気に上昇気流に乗りそうだ。

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