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ペルシー3発!!マンU 第1戦0―2からの大逆転で8強入り

[ 2014年3月21日 05:30 ]

ゴールを決めたファンペルシー(中央右)を祝福するマンチェスターUイレブン

 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦の2試合が19日に行われ、日本代表MF香川真司(25)が所属するマンチェスター・ユナイテッドは、オランダ代表FWロビン・ファンペルシー(30)のハットトリックなどでオリンピアコスに3―0で快勝。第1戦の0―2敗戦から逆転で3季ぶりの準々決勝進出を決めた。香川は出番なし。また昨季準優勝のドルトムントはゼニトに1―2で敗れたが、2戦合計5―4で2季連続の8強入りを果たした。準々決勝(4月1、2、8、9日)の組み合わせ抽選は21日に行われる。

【欧州CL動画 決勝トーナメント】

 今季の不振がうそのような快勝だった。マンチェスターUが欧州カップ戦で第1戦の2点差敗戦から逆転突破するのは、83~84年のカップウィナーズ杯(対バルセロナ)以来30年ぶり3度目の快挙。モイーズ監督は「このクラブには優勝するだけの力がある。本来のプレーができれば、どのチームが相手でも互角に戦える」と胸を張った。

 個の力で相手をねじ伏せた。FWファンペルシーが欧州CL決勝トーナメントでクラブ初となる3得点。前半25分に自ら得たPKを決めて先制すると、前半終了間際にFWルーニーの右クロスから追加点。後半6分に直接FKを決めて、2戦合計3―2と勝ち越した。

 モイーズ監督が前日会見で「出番がある」と話していた香川は、一度アップしただけで出場機会がなかった。ボールを早めに前線に入れて個の能力に頼るサッカーで結果が出たことで、そのスタイルには合わない香川の起用はさらに減る可能性がある。地元メディアで解任論が浮上していた指揮官にとっては大きな1勝で「きょうは正しいプレーができた。力強い復活を示せた」と喜んだが、名門の完全復活につながるかは未知数だ。

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