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高原直泰 相模原へ電撃移籍 初代J3王者へ「歴史的」

[ 2014年3月21日 05:00 ]

出場機会を求めJ3相模原へ移籍する元日本代表FW高原

 J3相模原がJ2東京Vの元日本代表FW高原直泰(34)を電撃獲得することが20日、明らかになった。クラブ関係者によれば、今季終了までの期限付き移籍で基本合意し、近日中にも正式発表される。相模原は第2節を終え1勝1敗の7位。日本代表やドイツでも実績十分な高原を新エースとして招へいし、初代J3王者を目指す。

 かつて日本代表をけん引したビッグネームが今季から新設のJ3に新天地を求めた。相模原がJリーグ登録ウインドーの締め切り(28日)に滑り込む形でJ2東京Vの高原獲得に成功した。クラブ幹部によれば、今季終了までの期限付き移籍で、背番号は「31」に内定。来週には記者会見が開催される予定だ。

 相模原の代表を務める元日本代表MFの望月重良氏(40)は「実力、実績は申し分ない。高原獲得は相模原にとって歴史的な一日になる」と話した。相模原は9日の金沢との開幕戦では0―4と完敗するなどエースストライカーの補強が急務だった。高原の直近のプレーもチェックし得点感覚や技術の高さを確認すると、素早い動きで大物ストライカー獲得に成功した。

 相模原は望月代表を中心に08年に創設。前身のないクラブながら昇格の階段を駆け上がり、昨季はJFLで3位。今季は史上最速6年でのJクラブとなった。現在J2ライセンスは保持していないが、望月代表は今後の目標に「J3での初代王者」と「3年後のJ2昇格」を公言する。高原には戦力面だけでなく注目度、集客面での期待も大きい。看板選手の獲得で一気にJ3の主役の座を狙う。

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2014年3月21日のニュース