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本田 ミランでも司令塔!イタリア代表2トップらの活性化狙う

[ 2013年12月12日 05:30 ]

プルゼニ戦の後半、攻め込むCSKAモスクワの本田(右)

 本田が来年1月に加入することで、ACミランが最も期待することは司令塔として攻撃を活性化することだ。アッレグリ監督は7月の時点で本田について「素晴らしい技術を持っている。理想的なポジションはトップ下」と明言。今季併用している4―3―1―2の「1」、または4―3―2―1の「2」という2列目で起用する見通しだ。

 司令塔として操るのは、バロテッリとエルシャーラウィというイタリア代表の強力2トップ。ただし、今季はいずれもまだ本領を発揮できていないだけに、若きストライカーの潜在能力を引き出す役割も担うことになる。また1トップの場合は2シャドーで元ブラジル代表FWカカーとコンビを組むことが濃厚で、復活したベテランとの豪華共演となる。

 昨季3位だったACミランは今季15節を終えて4勝6分け5敗で9位と低迷。オフにガーナ代表MFのK・ボアテングをシャルケに放出し、RマドリードからFWカカーを呼び戻したが、カカーは開幕直後に負傷離脱。エルシャーラウィもケガで戦列を離れた影響もあって攻撃力が低下し、10~11月にリーグ戦5戦勝ちなしと苦しんだ。12月1日にカターニアを3―1で下して6戦ぶりの勝利を挙げたものの、7日に昇格組のリボルノと2―2で引き分けるなど勢いに乗れない状態だ。

 総得点23はリーグ8位と課題は明白。3位以内に入って来季の欧州CL出場権を得るためにも、本田は“救世主”として大車輪の活躍が求められることになる。

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