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槙野 同点弾2分後にオウンゴール…浦和 痛恨黒星で遠のくV

[ 2013年11月23日 16:06 ]

<浦和・川崎F>視察に訪れたザッケローニ監督

J1第32節 浦和1―3川崎F

(11月23日 埼玉)
 勝ち点58で前節2位の浦和は、6位・川崎Fとホームで対戦し1―3で敗戦。06年以来のリーグ優勝へ痛恨の黒星を喫し、首位横浜との勝ち点差は4に広がった。

 横浜を勝ち点1差で追う浦和にとって、逆転優勝のためには負けられないホームでの一戦。一方、ペトロヴィッチ監督にとって川崎Fは広島時代からリーグ戦通算13試合4分け9敗と一度も勝っていない天敵。

 前半は立ち上りから浦和がペースを握るも、先制したのはアウェーの川崎F。12分、MF中村がエリア外から放ったシュートをGK山岸が弾きCKを獲得。キッカー中村が中央へクロスを上げると、DFジェシが打点の高いヘディングで競り合いを制してネットを揺らした。

 浦和は、先制された後もボールを支配し攻勢に出るも、決定機を作り出すことができない。45分にはビルドアップでのミスからFW大久保に決定的なシュートを放たれるも、ポストに救われ0―1で折り返した。

 後半に入ってもボールを支配する浦和は12分、左サイドを突破したFW原口からエリア内でボールを受けたDF槙野が右足で流し込んで同点。しかし直後の14分、左サイドを攻め込んだDF登里のクロスに対して槙野がスライディングでクリアを試みるも、ボールは自陣ゴールへ。自らのゴールで逆転への士気を高めた直後、痛恨のオウンゴールで再びリードを許す。

 優勝へ向けて負けは許されない浦和は、同点直後の12分にMF関口、ビハインド後の25分にはMF梅崎、39分にもMF山田直と攻撃のカードを投入するも得点には至らず。ロスタイムには大久保に今季25得点目となるゴールを決められた。

 浦和は30日の第33節アウェー鳥栖戦と12月7日の最終節ホームC大阪戦で逆転優勝を目指す。

 前節まで勝ち点51で6位の川崎Fはこの勝利で勝ち点を54に伸ばし、ACL出場権獲得の可能性も見えてきた。

 ▼浦和・槙野 やりたいサッカーはできたが、同点に追い付いた後の試合運びに力のなさを感じた。防げる失点が多い。

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2013年11月23日のニュース