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甲府スコアレスドローで残留決定 城福監督「今年の我々らしい」

[ 2013年11月23日 19:46 ]

J1第32節 甲府0―0大分

(11月23日 中銀スタ)
 甲府はホームで最下位大分と0―0で引き分けたが、16位湘南が敗れて勝ち点差が10に開き、2試合を残してJ1残留が決定。キャプテンのDF山本は「もう少し良い試合で決めたかった」としながらも、「今シーズンを象徴するように厳しかったけど、泥臭く全員で勝ち点1を取れて良かった」と話した。

 熊本の地で120分を戦った天皇杯4回戦から中2日。3日前に決勝ゴールを決めたFWパトリックだが、この日は前半26分の決定機を外すなど逸機が目立ち、無得点に終わった。それでも守備陣は体を張って相手の攻撃を阻止し、勝ち点1を手にした。

 城福監督は試合後、「皆さんは2―0、3―0でスカッと勝ってくれると思ったかもしれませんけど、今日の戦いはそんなに簡単じゃないです。簡単に勝てる相手じゃないし、我々の置かれたシチュエーションはそんなに簡単じゃない」と“簡単じゃない”を連呼。今季は5~7月に8連敗を喫して一時降格圏に低迷したこともあっただけに、指揮官は「ゼロに抑えて勝ち点1で残留を決めたっていうのは、今年の我々らしいと思います」と熱く語った。

 残るは2試合。勝ち点4差で追う大宮を抜いて14位でフィニッシュすれば、クラブJ1最高順位となる。城福監督は「とにかくこの順位で終わりたくない。あと2勝することしか考えてない」と力を込め、残り2戦に全力を尽くすことを誓った。

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2013年11月23日のニュース