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磐田 2連敗&5戦勝ちなし…次節にも降格決定

[ 2013年10月27日 18:30 ]

<磐田・清水>清水に敗れガックリの磐田・前田(左から3人目)らイレブン

J1第30節 磐田0―1清水

(10月27日 ヤマハ)
 17位の磐田はホームに清水を迎えての静岡ダービーだったが、後半36分、FW大前にPKを決められて0―1で敗れた。

 15位の甲府が勝ち、磐田が負ければ今節でクラブ初のJ2降格が決定する崖っ縁に追い詰められていた磐田だったが、試合前に甲府がFC東京と1―1で引き分けたことで、降格決定はひとまず免れた。

 もう後がない磐田はゴール前で守備陣が体を張り、何度も清水のシュートをハネ返すなど勝利への執念を見せた。だが、後半34分、清水FW村田の上げたクロスに対応したMFカルリーニョスが痛恨のハンドを犯し、PK献上。同36分、大前が左を狙ったPKに磐田のGK八田はしっかり反応したが、指先はわずかに届かなかった。後半ロスタイムにはFW金園が決定機を迎えたが、清水のぶ厚い守備にハネ返された。

 これで2連敗、5戦連続勝ちなしとなった関塚監督は「きょうは何としても勝とうという中、結果が出なくて非常に残念です」と厳しい表情。「ダービーをきっかけに5試合勝ち続けようという意気込みで入った」と話し、痛恨のPK献上となった場面を「バイタル(エリア)でのファウルが多くなっていたので、前半から気をつけろと言っていたが…」と悔しそうに振り返った。

 これで、甲府との勝ち点差は試合前の「10」から「11」に広がり、残すは4試合。仮に残り4試合を磐田が全勝して現在の勝ち点20を32に伸ばしても、現在勝ち点31の甲府が4試合中1勝でもすれば、磐田の勝ち点は甲府に届かない。次節にも磐田の降格が決定する状況は変わらない。かつて中山、名波らを擁して長い黄金期を築いた磐田だが、「降格」という現実が目の前に迫っている。

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2013年10月27日のニュース