ザッケローニ監督、教え子の敵将とスタンコビッチに勝つ！

国際親善試合 日本―セルビア

（10月11日 セルビア・ノビサド）
　ザッケローニ監督にとっても因縁深い一戦だ。敵将ミハイロビッチ監督、引退試合となるスタンコビッチとは共に監督―選手の師弟関係だった経験を持つ。

　特に思い出深いのはラツィオの監督時代のこと。当時、膝を負傷中のミハイロビッチがジムで練習する姿をのぞいていると、左足の魔術師は右足でも高精度のキックを連発していたという。「右でも蹴れるじゃないか？」と聞くと「実は右利きなんだ」と返され、仰天した経験がある。日本代表を率いて臨む一戦。今度はザックが左足の魔術師を仰天させる。