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手倉森氏 五輪代表監督に就任「ノルマはメダル」

[ 2013年10月11日 06:00 ]

U―21日本代表監督に就任した仙台の手倉森監督

 日本サッカー協会は10日、16年リオデジャネイロ五輪を目指すU―21日本代表監督に仙台の手倉森誠監督(45)の就任を発表した。契約は14年1月2日から16年8月31日まで。W杯ブラジル大会後は日本代表のコーチも兼任する。今季限りで仙台の監督を退任し、来年1月11日開幕のU―22アジア選手権(オマーン)から指揮を執る。

 原技術委員長は「(選手を)同じ方向に向かせるのがうまい。次の監督にふさわしい」と評価。五輪予選は国際Aマッチデーではないため海外組の招集が難しい中、原委員長が挙げた「Jリーグをよく知っている」という条件にも合致した。仙台は東日本大震災で大きな被害を受けた11年に4位、昨季は終盤まで優勝を争って2位と健闘。日本代表経験のある選手は少ないが、原委員長は赤嶺、角田らの名前を挙げ「(他クラブで)うまく生きなかったのが、仙台に行って中心選手としてやっている」と選手の能力を引き出した手腕を高く買った。

 仙台で会見した手倉森監督は「日本の強さを知らしめられるような指導を心掛けていきたい。リオでのノルマはメダル。メダルに期待が懸かっていると十分に理解して引き受けた」と力説した。

 ◆手倉森 誠(てぐらもり・まこと)1967年(昭42)11月14日、青森県生まれの45歳。青森・五戸高3年時に全国高校選手権8強。86年住友金属入りし92年は鹿島所属(Jリーグ出場歴はなし)。93年からNEC山形(現J2山形)でプレーし95年引退。その後、山形、大分、仙台のコーチなどを経て、08年から仙台監督。09年J2リーグ優勝、12年J1リーグ2位などの実績を残した。

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2013年10月11日のニュース