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斎藤 ザック御前で同点弾!俊輔絶賛「絶対W杯メンバー入れる」

[ 2013年7月18日 06:00 ]

<浦和―横浜>後半、同点ゴールを決め、喜ぶ横浜・斎藤

J1第17節 横浜3―2浦和

(7月17日 埼玉)
 横浜が東アジア杯メンバーに選出された2選手の活躍で、敵地で浦和を3―2で撃破した。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)がスタンドで見守る中、1―2の後半18分にハマのメッシことFW斎藤学(23)が2戦連発となる同点弾。さらに同37分にDF栗原勇蔵(29)が右CKから頭で逆転弾を叩き込み、生き残りを懸けた東アジア杯に弾みをつけた。柏のFW工藤壮人(23)、鳥栖のFW豊田順平(28)ら、この日は東アジア杯メンバーの7人が得点した。

 ハマのメッシがまたしてもチームを救った。前半10分に先制するも、同17分、28分と立て続けに失点。そんな嫌なムードを一発で振り払ったのが、斎藤だった。後半18分、小林の右クロスにペナルティーエリア内で鋭く反応。絶妙なトラップから右足を振り抜いた。「良いイメージで点を取れた」。J1では初、レンタル移籍したJ2愛媛での11年8月以来となる連発弾を笑顔で振り返った。

 この同点弾でチームが再び息を吹き返した。後半37分の右CK。中村がファーサイドに浮き気味のボールを蹴ると、他の選手よりも高く跳躍したのが栗原だった。頭で強烈に叩き込み、今季2点目。マークに付いていたのが同じく東アジア杯メンバーに選出された槙野とあって、「その前に、槙野にやられていた。俺のマークじゃなかったけど、このままいけば槙野が調子に乗るからね」といたずらっぽく笑った。

 急激に力を付けている斎藤の活躍には、長く日本代表をけん引してきた中村も目を細めた。普段は期待しているからこそ評価は厳しいが、コンフェデ杯の控えメンバーとの比較でも「(斎藤は)シュートもあるし馬力もある。一緒にやってる感覚だと、(W杯メンバーにも)絶対に入れる」と太鼓判。さらに「あとは自分と合うトップ下、FWを見つけることも個の力だと思う」とアドバイスも送った。

 チームは代表戦士の活躍でアウェーの浦和戦で6連勝。首位・広島に勝ち点2差の3位に浮上した。チームを勢いづけた斎藤は東アジア杯に向け「また別のチームなので、一からアピールして試合に出られるようにしたい」ときっぱり。得意のドリブルでW杯最終メンバーへの狭き門をこじ開ける。

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