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関塚体制負けなし!磐田 劣勢はね返し価値あるドロー

[ 2013年7月18日 06:00 ]

<鹿島・磐田>ボールキープする磐田・駒野(左)

J1第17節 磐田1―1鹿島

(7月17日 カシマ)
 気温20度。降りしきる冷たい雨の中、奪った勝ち点1。関塚隆監督(52)が「セレーゾは師匠。4年間は僕にとっていろいろなことを吸収できた」と話す“師弟対決”は痛み分けに終わったが、劣勢をはね返しての意義あるドローだった。

 序盤から鹿島に押されたが、集中力は最後まで途切れなかった。前半8分、左サイドを抜けたMFジュニーニョのクロスに反応したFW大迫のヘディングシュートはGK川口が好セーブ。同21分に再び大迫がゴール前に迫った場面はDFチョ・ビョングクが体を張って対応。東アジア杯で日本代表に招集された相手エースに仕事をさせなかった。

 後半20分にFWダヴィに先制点を許し、反撃をを懸ける後半33分、同点弾を叩き出したのは、途中交代で入った2人だった。MF白星東の右からのクロスをFW金園が頭で沈め、同点。10日の新潟戦に続き、指揮官の采配がさえわたった。

 これで関塚体制となった再開4連戦を1勝3分けと乗り切り、「負けない磐田」が形になりつつある。関塚監督は「最後まで戦ってくれたことを、中断後にも生かしたい」と話し、さらなる巻き返しに闘志を燃やした。

 ▼FW金園英学 クロスのボールに自然と引きつけられた。練習通りに体が反応した。通算50試合出場で(背番号の)17点目は持ってますね。

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