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“新生なでしこ”縦パス強化中!相手のプレス回避に不可欠

[ 2013年7月18日 06:00 ]

練習で精力的にシュートを放つ川澄

なでしこジャパン国内合宿

(7月17日)
 なでしこジャパンは17日、東アジア杯(20日開幕、韓国)に向けた合宿を千葉県内で行い、速攻のバージョンアップに着手した。6月の合宿から意識する縦パスを生かして敵陣に迫る素早い攻撃を確認。最終ラインの配球役に左右サイドバック(SB)も加え、攻撃の起点増加に取り組んだ。

 「相手がコンパクトに連係連動した守備で前から(プレスに)くる時はシンプルに蹴る場所がある。まだそのタイミングを使い切れていない」と佐々木監督。練習ではロングフィードが持ち味の熊谷らセンターバックに加え、有吉と宇津木の両SBもFWや両サイドハーフを標的にパスを狙った。左SBに入った宇津木は「縦に入れるタイミングを逃さない。みんなが攻撃の起点になれる。今までなかったアクセントになりたい」と意欲。FW大野も「点を取るバリエーションがナガ(大儀見)と自分のカウンターとかパターンが少ない。どこからでも前を向いて仕掛けていった方がいい」と話した。3連覇が懸かる東アジア杯だが、視線の先には連覇が懸かる15年W杯がある。指揮官は「細かい精度やタイミングにこだわってやらないと」と進化を誓った。

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