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工藤&鈴木23歳コンビ競弾!柏 土壇場でのドロー劇

[ 2013年7月18日 06:00 ]

<柏・清水>後半ロスタイム、ゴールをきめた工藤(中)は喜ぶ

J1第17節 柏2―2清水

(7月17日 柏)
 柏の工藤が土壇場の一撃で柏を救った。1点を追う後半ロスタイム。ゴールを背にして浮き球を胸でトラップすると背後にいたDFの動きを察知して左方向に反転し、ゴール右隅に同点弾を決めた。サポーターの歓声を思う存分浴びたエースは「DFの予測を一瞬で感じて逆に動いた。あとはイメージ通りで納得のゴールです」と喜んだ。

 背後のDFもゴールの位置も見えていなかった。そんな中でも「感覚は間違っていなかった」と、昨季に続くJ1での2桁得点を達成。地元ファンの前で東アジア杯に弾みをつけた。

 ACLやナビスコ杯で勝ち上がった柏は、J1のクラブでは今季最多となる公式戦28試合を消化。その中で工藤はただ一人全試合に先発し、出場時間2471分はJ1所属選手では最長を誇る。8日間で3試合を戦う東アジア杯に出場すれば肉体的な負担は増えるが「休まないでやれる方が感覚的にはいい」とさらりと言い放つ。トップ登録5年目で病気や負傷による欠場や練習欠席などとは無縁だ。

 「スーパーゴールを決めてくれた」と工藤に最敬礼したのは同じく日本代表に招集された鈴木だ。前半45分に決めた移籍初得点は、J通算1万7000得点目となる先制メモリアル弾となったが、その後は守備が乱れて逆転を許していただけに「最後は工藤に助けられた。勝ち点を拾った」と息をついた。

 先制点を生かせずリーグ3連勝は逃したが、代表選手がゴールで共演。スタンドが7000人の歓声で沸いた。

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2013年7月18日のニュース