ギア上げてきた！！３発ブラジル、２１年ぶり仏撃破

＜ブラジル・フランス＞ドゥビュッシー（右）と競り合うネイマール

親善試合 ブラジル３―０フランス

（6月9日）
　１５日（日本時間１６日）のコンフェデ杯開幕戦で日本と対戦するブラジルが９日、親善試合でフランスに３―０で快勝した。フランス撃破は２１年ぶりで、Ｗ杯優勝国に勝ったのは４８試合ぶり。就任７戦目で２勝目を挙げたフェリペ監督が「選手たちも自信をつけ、いい雰囲気になっている」と話したように、大会前最後の試合で弾みをつけた。

　４―０で大勝した昨年１０月の日本戦と同様、鋭い速攻をゴールにつなげた。０―０の後半９分、中盤でグスタボがボールを奪い、パスを受けたフレッジの左折り返しからオスカルが先制点を決めた。４０分の追加点も自陣からのカウンター。ルーカスの右クロスをネイマールがワンタッチで後方にパスしてエルナネスが押し込んだ。

　２点目を演出したネイマールが「アシストはうれしい。きょうはチャンスを何回もつくれた」と胸を張れば、先制点のオスカルは「あと１週間でさらに良くなる。日本に勝って良いスタートを切りたい」。ボールを支配した前半は無得点に終わるなど課題も出たが、上り調子で日本を迎え撃つことになる。