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セレーゾ氏緊急来日、鹿島 新旧監督が異例の“引き継ぎ式”

[ 2012年12月20日 06:00 ]

セレーゾ氏(左)は鹿島のジョルジーニョ監督と談笑する

 鹿島で現監督と次期監督による異例の“引き継ぎ”が行われた。来季監督就任が確実なトニーニョ・セレーゾ氏(57)が契約交渉のために18日夜に緊急来日。天皇杯準々決勝J2千葉戦(23日)に向けた19日のチーム練習を視察した。

 家族の事情で今季限りで退任するジョルジーニョ監督が「来季につながるアドバイスをしたい」と要望して実現した。練習後には2人で話し合いを持ち、現有戦力の特徴やチームの課題など意見を交換。ファミリーとしての一体感を重視するクラブ精神を象徴する会談に、鈴木満常務取締役強化部長は「さすがに現監督と次期監督が直接引き継ぎするのは初めてだよ」と笑った。

 また、来季は5冠を達成した00~05年の第1次セレーゾ政権でも入閣したマリオ・フィジカルコーチ(53)を招へいすることも決定的となった。セレーゾ氏の愛称がマリオであるため、マリオ氏の愛称はルイージ。“スーパーマリオコンビ”で巻き返しを図る。

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2012年12月20日のニュース