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U19 8強進出で3大会ぶりU20W杯出場王手

[ 2012年11月9日 06:00 ]

U-19アジア選手権 日本0-0UAE

(11月7日 ラスアルハイマ)
 U―19アジア選手権は7日、アラブ首長国連邦(UAE)のラスアルハイマなどで1次リーグ最終戦を行い、A組の日本は0―0で地元のUAEと引き分け、通算1勝1分け1敗の勝ち点4で同組2位となり、ベスト8に進出した。11日夜(日本時間12日未明)の準々決勝でB組1位のイラクと対戦する。大会は来年、トルコで開催されるU―20W杯のアジア予選を兼ね、上位4チームが出場権を得る。日本はイラクに勝てば3大会ぶりのU―20W杯出場が決まる。

 試合終盤、自陣右サイドを突破されて決定的なピンチを招いたが、日本はGK櫛引らが体を張って得点を許さなかった。負ければ敗退の緊迫した一戦は0―0のまま終了。日本は薄氷のドローで、第一関門の1次リーグを突破した。3大会ぶりのU―20W杯出場を目指す吉田監督は「世界大会(U―20W杯)の切符を獲ったわけではない。あと1つ。何としても世界大会の切符を獲りたい」と表情を緩めることなく言った。

 ロングボールを駆使し、縦に速いUAEの攻撃に苦しんだ。中1日の日程での3試合目。中盤で奮闘したMF熊谷は「守備面では貢献できた。最初の関門を突破できたことはプラス」と、ホッとした表情ものぞかせた。

 過去2大会はともに準々決勝で涙をのんでおり、イラクとの次の一戦が最大のヤマ場だ。鍵は1次リーグ3試合でわずか1ゴールという得点力不足の攻撃面だろう。この日は前半に大島が好機で外し、後半も矢島や久保が決定機を生かせなかった。吉田監督は「チャンスはつくったが、人数をかけた厚い攻撃はできなかった。判断をもっと速くしないと勝てない」と危機感を募らせた。

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2012年11月9日のニュース