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ベンチで見守った初戦…宮市の決意「香川さんに負けないようにしたい」

[ 2012年6月5日 08:51 ]

練習を終え、ファンにサインする宮市

 日本代表は4日、埼玉県内で練習を再開。3日のW杯アジア最終予選オマーン戦に出場機会のなかった選手を中心に完全非公開で立正大と30分×2本の練習試合を行い、宮市亮(19=ボルトン)がフル出場した。

 宮市の試合後の自己評価は「走れていない部分があった」と辛口。8日の第2戦ヨルダン戦でのW杯予選デビューを見据え、左MFで同じポジションとなる香川真司(23=ドルトムント)の名前を口にし、「同じポジションに香川さんがいる。負けないようにしたい。負けないようにすることがチーム力の向上にもつながると思う」と力強く語った。

 裏に抜けるタイミング、走力――香川という強大な壁に立ち向かう以上、目標設定を今まで以上に引き上げる必要があった。実は先月23日のアゼルバイジャン戦後、1泊2日で鳥取に向かい、七種競技のアテネ五輪代表・中田有紀(35=日本保育サービス)に師事した。投てきから短距離走まで、オールラウンドの適応力を備えるエキスパートから走り方やバランスの指導を受けるなど、向上心は、とどまるところを知らない。

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