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八百長捜査拡大…イタリア代表DF、ユーベ監督も事情聴取

[ 2012年5月29日 06:00 ]

イタリアの八百長捜査で当局から事情聴取を受けた同国代表のクリシト

 イタリアの八百長捜査でゼニト(ロシア)の同国代表DFドメニコ・クリシト(25)が28日、事情聴取を受けた。

 昨季所属したジェノアで八百長に関与した疑いがあり、捜査当局が午前6時25分にコベルチャーノの代表宿舎を訪れ、事情聴取の方針を伝えると同時に同選手の部屋やジェノバ市内の自宅を捜索。同選手は6月8日開幕の欧州選手権で左サイドバックでの先発が有力だったが、招集の見送りが決まった。

 昨年から下部リーグを中心に続いていた捜査はトップリーグに拡大し、この日は関係者も含めて19人が逮捕。セリエAでは昨季のラツィオ―ジェノア戦、レッチェ―ラツィオ戦が捜査の対象で、前ジェノアのMFオマール・ミラネット(36=2部パドバ)とラツィオのMFステファノ・マウリ主将(32)が逮捕された。

 今季セリエAを制したユベントスのアントニオ・コンテ監督(42)も事情聴取。昨季率いた2部シエナが1部昇格のために7~8試合で八百長を行い、同監督もクラブの会長らと関与した疑いがあるという。現役代表に今季リーグ優勝監督に八百長疑惑。ユベントスが不正関与で降格処分を受けるなどした06年以来の衝撃がイタリアを襲った。

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