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川淵名誉会長、犬飼前会長が勝訴 週刊新潮記事の名誉毀損

[ 2012年5月29日 17:05 ]

 週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、日本サッカー協会と川淵三郎名誉会長(75)、犬飼基昭前会長(69)が新潮社に計3300万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は29日、川淵名誉会長ら2人に計275万円を支払うよう新潮社に命じた。協会の請求は棄却した。

 問題となったのは、2009年11月26日号の記事。川淵名誉会長が協会を私物化し、当時の犬飼会長と対立を深めているなどとする内容だった。

 相沢哲裁判長は、記事の内容は裏付けを伴わず、単なるうわさの域にとどまると真実性を否定。「本人への確認など十分な取材が尽くされたとはいえず、真実と信じた相当な理由もない」と名誉毀損の成立を認めた。

 週刊新潮編集部は「主張が一部認められず残念だ。判決文を精査して今後の対応を決めたい」とコメントした。

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2012年5月29日のニュース