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香川ドルト連覇へ前進!2位バイエルンとの天王山制す

[ 2012年4月13日 06:00 ]

バイエルン戦、ドリブルで攻め上がるドルトムントの香川(手前)

ブンデスリーガ ドルトムント1-0バイエルンM

(4月11日)
 ブンデスリーガ首位を走る香川真司(23)のドルトムントは11日、ホームで行われた2位バイエルンMとの天王山に1―0で勝利。残り4試合で勝ち点差を6とし、連覇に大きく近づいた。香川はトップ下で先発出場。後半29分に交代したが、イタリアの強豪ACミラン、ユベントスがオファーの準備をしていることが判明した。争奪戦が激化した日本のエースの動向にはさらに注目が集まる。

 バイエルンMとの天王山を制し、8万大観衆を包んだ観客席が大いに沸いた。自慢の堅守を発揮しての勝利だけに、香川の興奮も最大限に達している。「(この勝利は)かなりでかい。しかも、相手にPKを与えて、ロッベンがああいう外し方をした中で勝てた勝利というのは相手もダメージが大きい」。残り4試合で2位バイエルンMとの勝ち点差は6。サポーターと勝利を分かち合う23歳は連覇を確信していた。

 序盤からチャンスをつくった。前半6分、ペナルティーエリア内右奥でボールを受けクロスを供給。惜しくもGKノイアーの好守に阻まれたたが、チームに流れを引き寄せた。同25分にはシュートを放つなど、積極的にゴールに迫った。しかし、中盤でのパスミスも目立ち、運動量が落ちた後半29分に交代。「後半になって凄く足にきたし、90分戦えないというのは自分の課題」と唇をかんだが、12日付の大衆紙ビルトが6点中2点(最高が1点)の高評価をつけた。

 チームの連覇が濃厚となる一方で、香川争奪戦も激化の一途をたどっている。新たにイタリアの強豪ACミラン、ユベントスがオファーの準備をしていることが判明。ドルトムント側も残留に自信を見せているが、イングランドのマンチェスターU、チェルシーも獲得に乗り出しているとも報道されている。「日本の香川」から「世界の香川」へ。周囲の関心は既に来季の所属先に向いている。

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2012年4月13日のニュース