×

磐田の「7」継承した23歳 “ポスト名波”小林が全得点

[ 2012年2月17日 13:10 ]

<磐田・杭州緑城>前半27分、先制点を決めた磐田MF小林(中央)

 J1磐田は16日、天皇杯準優勝のJ2京都、中国スーパーリーグ杭州緑城と練習試合(35分ハーフ)を行い、それぞれ1―3、1―2で敗れた。

 連敗したが、MF小林裕紀(23)が全得点を挙げて意地を見せた。京都戦の後半20分、ボランチの位置から前線に上がってダイビングヘッド。杭州緑城戦の前半27分には、この日3カ月ぶりに実戦復帰したMF山田大記(23)の左クロスを、日本代表FW前田遼一(30)が折り返し。走り込んだ小林が右足で突き刺して「こういうシーンをもっと増やしたい」と振り返った。指揮官は「(杭州緑城戦の)得点シーンは練習通り。選手たちは自信にしてほしい」と評価した。

 小林は今季から元日本代表MF名波浩氏(39)がつけていた背番号「7」を継承。森下仁志監督(39)が推し進めるパスサッカーの司令塔候補だ。ルーキーながら昨季リーグ33試合に出場。得点はなかっただけに「監督の目指しているレベルにはまだ達していないが、点を取れたことはよかった。おいしいところにどんどん入っていきたい」と意欲を示す。2年目のシーズンはここ一番の決定力に磨きをかけ、相手に怖がられるボランチになる。

続きを表示

2012年2月17日のニュース