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ACミラン 圧巻の4発完勝!5季ぶり8強へ前進

[ 2012年2月17日 06:00 ]

アーセナルに完勝し、チームメートと喜びを爆発させるACミランのイブラヒモビッチ(右から2人目)

 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦は15日に2試合が行われ、ACミランがホームでアーセナルに4―0で大勝し、8強入りに大きく前進した。FWズラタン・イブラヒモビッチ(30)が1得点2アシストで貢献。ゼニトはベンフィカを3―2で下した。第2戦は3月6日に行われる。

 後半34分、自ら得たPKを豪快に蹴り込むと、イブラヒモビッチは雄叫びを上げた。決勝トーナメント1回戦最高の注目対決で、リードを4点に広げるダメ押し弾。優勝した07年以来5季ぶりの8強をたぐり寄せた。

 「短期決戦のCLは得点数が重要。決めれば決めた分だけ有利になる」。ゴールだけでなく、2アシストも記録したエースは満足げに強調した。

 5日の国内リーグ・ナポリ戦で相手選手を平手打ちして出場停止3試合。故障者続出の苦境に拍車をかける処分を受けた。「ミスを犯した」と悔やみ、処分の対象にならないCLを待った。そして満を持して先発。1―0の前半38分に左サイドを抜け出して鋭い折り返しから追加点を演出し、後半4分は3点目をアシスト。3得点に絡んだ。

 優勝7度を誇る名門も直近の出場3大会は、いずれもイングランド勢に敗れて16強止まり。今回もアーセナルと対戦が決まると不吉なジンクスを指摘する声もあったが、エース爆発に加えて故障から1カ月ぶりに復帰したボアテングが先制弾、決定力不足のロビーニョが2得点、守備陣も零封と好材料のオンパレード。アッレグリ監督は「今季最高の内容だ」と笑った。

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