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香川 左足首じん帯損傷…全治3週間、29日ウズベク戦絶望的

[ 2012年2月17日 06:00 ]

練習で左足首のじん帯を損傷し、戦列を離脱することが分かったドルトムント・香川

 ドルトムントの日本代表MF香川真司(22)が15日の練習で左足首のじん帯を損傷し、戦列を離脱することが分かった。クラブが16日、公式サイトで発表した。復帰は早くても3月3日のマインツ戦になる見通し。最近の公式戦4試合で4得点と絶好調だった司令塔が、痛恨の離脱を強いられることになった。今月29日のW杯アジア3次予選ウズベキスタン戦(豊田ス)出場は絶望的。日本代表にも影響は及ぶことになる。

 絶好調の香川が思わぬ悲劇に見舞われた。15日の練習中に、左足首外側のじん帯を痛めた。クロップ監督は「1対1の練習中に痛めた。ヘルタ戦(18日)、ハノーバー戦(25日)はノーチャンスだ。(診察した)マルク・ブラウン医師はマインツ戦での復帰を目指しましょうと言っている」と説明し頭を抱えた。全治まで最長で3週間かかるという情報もある。

 連覇を目指すドルトムントにとっては痛手だ。今年に入り香川の状態は右肩上がりだった。最近の公式戦4試合で4得点。11日のリーグ戦レバークーゼン戦ではゴール前で抜群の個人技を見せつけ、クロップ監督が「ワールドクラス」と絶賛するほど見事な決勝ゴールを挙げるなど、リーグ戦首位快走の原動力となっていた。今夏の移籍話が浮上する中、クラブ側が契約延長交渉に本腰を入れたところだった。

 ザックジャパンにとっても最悪のタイミングとなった。今月29日にはW杯3次予選ウズベキスタン戦が控える。日本サッカー協会側は、ドルトムントに対し招集レターを送付したが、出場は絶望的だ。3月以降は、6月のW杯アジア最終予選開幕まで国際Aマッチデーがないため招集は困難。右膝負傷から復帰を目指すMF本田(CSKAモスクワ)とともに、W杯最終予選はぶっつけ本番で迎えることになった。

 昨年も1月のアジア杯で右足小指を骨折し長期離脱した若き司令塔が、またも不運な故障でつまずいた。

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2012年2月17日のニュース