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なでしこ“100人合宿”を敢行、来年2月に全世代集結!

[ 2011年12月21日 06:00 ]

笑顔を見せるなでしこJAPAN・佐々木監督(左)とU-22代表・関塚監督

 日本サッカー協会は20日、12年の各世代の日本代表の日程を発表した。注目のなでしこジャパンは2月に全世代合同の“100人合宿”を敢行。また7月開幕のロンドン五輪までに強化試合となるキリンチャレンジ杯3試合と2度の欧州遠征を行う豪華日程が組まれた。

 世界一のなでしこジャパンが、壮大なプランを立ち上げた。日本協会の上田栄治女子委員長は来年2月、和歌山県内で、なでしこジャパン16~17人、その予備軍14~15人、さらにU―20、U―17など全カテゴリーの代表選手が集結、スタッフを含めると総勢100人を超える“なでしこ合宿”の実施を明らかにした。

 来年はロンドン五輪、さらにU―20W杯、U―17W杯が開催される。上田委員長は「全世代が頂点を狙う」と明言。次代のなでしこジャパンを担う“金の卵”たちが沢や川澄らから、なでしこの強さを継承する。そしてなでしこジャパンの面々も若手から刺激を受ける。全世代がタッグを組むメリットは小さくない。

 W杯を制したなでしこジャパンは今、空前の売り手市場だ。キリンチャレンジ杯の試合数で女子が男子を上回るのは極めて異例。しかも4月には世界的な強豪ブラジル、米国と対戦。6月には欧州遠征を計画しているが、強豪国からのオファーが殺到中という。佐々木監督は「こういう状況を待ってました」と笑いが止まらなかった。

 ブラジルとは07年9月以来の対戦。佐々木監督は「ブラジルとは(最近の)世界大会で当たっていない。今のサッカーで、どう対応できるか。米国戦は経験の少ない選手に経験させたい。ガツンとやられて足元を見つめ直すのもいいかな」。悲願の五輪金メダルに向け、さまざまな状況、プランに思いを巡らせた。来年もなでしこが話題を独占しそうな勢いだ。

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