×

西野氏 浦和監督就任を断る「気持ちが足りなかった…」

[ 2011年12月13日 06:00 ]

浦和監督の就任を断り、心境を語る西野氏

西野氏 浦和監督辞退

 浦和監督就任が決定的だった前G大阪監督の西野氏が12日、浦和の橋本光夫社長に断りの連絡を入れたことを明かした。荷物整理のため吹田市のG大阪のクラブハウスを訪れた西野氏は「お断りしました。電話で“本当に申し訳ない”と言った。時間的な猶予が少なく、自分の気持ちが前へ向かなかった。(要請に)応えたかったが、気持ちが足りなかった」と話した。

 11月23日にG大阪監督を退任することが決定。その後、浦和からオファーを受け今月7日には橋本社長らと交渉。一時は就任に前向きな意向を示したが、G大阪からの退任通告から時間が短く、新たにビッグクラブを率いるための気持ちの切り替えが間に合わなかった。今後、他のクラブからオファーがあっても「恐らく同じ気持ちでしょう」と交渉に応じることには否定的だ。G大阪から要請を受けたゼネラル・アドバイザー(GA)就任も固辞する意向だ。

 「モチベーションを全て消すのは嫌。モチベーションを持ち続けたい思いはある」と監督業への意欲は消えていないが、来季はフリーの状態になることが濃厚だ。

続きを表示

2011年12月13日のニュース