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松本山雅 J入会審査“クリア”…チェアマンがエール「ぜひ昇格して」

[ 2011年10月28日 15:10 ]

緊張した面持ちでヒアリングに臨む山雅の大月球団社長(左)。右手前はJリーグの大東チェアマン

 JFL松本山雅のJリーグ入会審査チェアマンヒアリングが27日、東京都文京区のJFAハウス(日本サッカー協会)で行われた。山雅の大月球団社長や松本市の菅谷市長らが出席し、クラブの運営面や地域の支援体制などをJリーグの大東チェアマンに説明した。

 J昇格に向け、山雅が心強い後押しを得た。

 チェアマンヒアリングを終えた大月社長は「昨年(Jリーグから)指摘いただいた点はほとんどクリアできた。残り試合に全力を傾けて(昇格要件の)4位を確定できるように頑張りたい」と、手応えを得た様子だ。特にクラブの財務状態や観客動員数について高い評価を受け、大東チェアマンからは「7000人を超える観客数はJ2でも上位。ぜひJに昇格してほしい」と、エールを送られたという。

 13日の現地ヒアリングで指摘された本拠・アルウィンの芝生に関しては「引き続き県にお願いしていく」(大月社長)と、改善が必要な状況に変わりはないが、それも一歩前進した。県サッカー協会が問い合わせたところ、今後は専門家の判断を仰いだ上で対策を検討すると、県から前向きな回答を得たという。

 すでに球団に1000万円を出資している松本市も「増資します」(菅谷市長)と明言し、支援体制の強化を約束。風は確実に吹きつつある。チームは現在4連勝と好調を維持し、4位。あとはこのままの勢いで走り続けるだけだ。

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2011年10月28日のニュース