宮市　労働ビザ特例で取得！開幕デビューも

　アーセナルのＦＷ宮市亮（１８）が１３日のリーグ開幕戦となる敵地ニューカッスル戦でプレミアデビューを飾る可能性が出てきた。クラブは９日、英国でのプロ活動に必要な労働許可証が下りたと発表。ベンゲル監督は「本当にうれしい。許可が下りる確証がなかったので、新しい選手を獲得したような気分だ」と喜びを語った。

　宮市は日本代表での試合出場歴がなく、労働許可取得の基準である「過去２年で国際Ａマッチ出場７５％以上」を満たしていなかったが「特別に優れた才能」という特例が認められた。９日の審査にベンゲル監督が出席して聴聞に応じ、日本協会からの推薦状も提出したという。

　昨年１２月にアーセナルと契約した宮市は、今年２月からオランダ１部フェイエノールトへ期限付き移籍。リーグ１０試合で３得点３アシストと活躍した。今季はアーセナルでプレシーズン４試合に出場し「自分の突破力を出していければ」と手応えを口にしていた。

　ベンゲル監督は宮市を「天性のテクニック、並外れたスピードがある。見ていてワクワクする選手」と高く評価。ＭＦセスク・ファブレガス、ＭＦナスリ、ＦＷベントナーは退団濃厚とみられ、ＦＷファンペルシーはケガを抱えており、宮市が開幕戦で起用される余地は十分にありそうだ。