×

なでしこ、日本初の4強入りへ“球離れ早く”

[ 2011年7月9日 06:00 ]

試合会場で公式練習する沢(右)と安藤

 女子W杯ドイツ大会で日本は初の4強入りを懸け、9日午後8時45分(日本時間10日午前3時45分)から3連覇を狙う開催国ドイツと準々決勝で対戦する。

 7日はボルフスブルク市内で約1時間半調整し、実戦形式の練習では早い球離れを意識して攻撃の組み立てを確認。センターバックはロングボールへの対応を確認し、攻撃陣はシュート練習を繰り返すなど課題克服に努めた。FW永里は「自分のところにマークが2枚はくると思う。3枚目を引きつけられれば崩すチャンスが出てくる」と最前線で体を張る覚悟を示した。FW安藤は「ドイツに勝って新しい歴史をつくりたい」と意気込んだ。

 <ドイツ 日本のパスワーク警戒>上り調子で迎える日本戦へ、MFオコイノダムバビが手応えを口にした。1次リーグ序盤は苦戦も、フランスとの最終戦で4得点を記録し「ようやく感触をつかんだ」と訴えた。直近の先発比較でドイツの平均身長は日本を9センチも上回る1メートル72・7と大きなアドバンテージ。日本のパスワークは警戒も「素早いプレスで防ぎたい」と対策を頭に入れる。6日にはメルケル首相から激励され、史上初の3連覇へ気持ちを高めた。

続きを表示

2011年7月9日のニュース