×

ザック監督「方向性はいい」小倉会長「相手GKを褒めるしか」

[ 2011年6月7日 21:47 ]

チェコと引き分けに終わり、長友(中央)らイレブンを迎えるザッケローニ監督(右端)

キリンカップ最終戦 日本0―0チェコ

(6月7日 横浜・日産スタジアム)
 ザッケローニ監督は就任後初めて2試合連続無得点に終わったが、悲観する様子はなかった。「実はこれほどできるとは期待していなかった。スピードがまだ足りないが、取り組み始めたばかりであることを考慮すれば満足だ」と前向きに話した。

 練習で細かく指示した動き方はあまり見られなかったが、同監督は試合前のミーティングで「教えたことを全部覚える必要はない。必要に応じて自分で工夫してくれ」と話したという。既に9月からのワールドカップ(W杯)予選は4―5―1で臨むとしており、新布陣の習得は長期的な目で見ているようだ。

 ▽ザッケローニ日本代表監督の話 慣れないシステムにしてはよくやった。多くの不足要素があり、スピードもその一つだった。ただ、全体的には満足だ。方向性はいい。

 ▽小倉純二・日本サッカー協会会長の話 チャンスはあったが、素晴らしいセーブで点が取れなかった。相手のGKを褒めるしかない。アジア・カップは優勝したけれど(今後の試合も)勝てるとは限らないから、いろいろテストしているところでしょう。

 ▽吉田の話 一人一人が(的確な)間でボールをもらい、いい距離感があればよかった。前に急ぎ過ぎた。

 ▽家長の話 この相手に勝てなかったということは課題だらけ。各自チームでレベルアップするしかない。

 ▽伊野波の話 消極的過ぎた。もっと、(攻撃を)仕掛けてもよかった。

続きを表示

2011年6月7日のニュース