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ザック失敗恐れず3―4―3「日本人は適応できる」

[ 2011年6月7日 06:00 ]

<日本代表>意気込みを語るザッケローニ監督

 ザッケローニ監督が失敗を恐れず新システム3―4―3にトライすることを誓った。今合宿で徹底指導し、6日の前日会見ではチェコ戦もペルー戦同様、同システムでスタートすることを明言。それでも指揮官は「4―2―3―1はプランA。プランBの3―4―3は控えシステムだ」とあくまでもオプションの一つであることを強調した。

 9月突入の14年W杯予選に向けては「4―2―3―1でプレーする考えだ」と未完成の新システムは採用しない方針。その上で「日本人は3バックに適応できる能力がある。でも成功するとは限らない」と付け加えた。

 3―4―3は指揮官の代名詞システム。弱小ウディネーゼを強豪へと押し上げ、98~99年シーズンではACミランでリーグ優勝。だが、インテル・ミラノ、ユベントスでは結果が出ずに志半ばに4バックに戻した苦い経験もある。完成が難しいことは誰よりも心得ており「ACミランでは毎日練習できていたが、日本代表ではまだ10日ほど。選手もまだ体現できていない」と話した。

 チェコ戦に向けては「この短時間でうまくいくとは思っていない。ペルー戦より進歩した姿を期待する」と話した。日本代表のさらなるレベルアップのために、根気強く新システムを浸透させていく。

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2011年6月7日のニュース