Ｃ・ロナ４発！意地のラッシュでバルサＶ阻止

リーガ・エスパニョーラ Ｒマドリード　６－２セビリア

（5月7日）
　レアル・マドリードのＣ・ロナウドが意地のゴールラッシュでバルセロナの今節優勝を阻止した。

　引き分け以下に終われば８日にも宿敵の優勝が決まるという状況で、後半２５分に今季公式戦６度目のハットトリックを達成すると、５分後にも加点して今季２度目の４得点。リーグ得点王争いで２点差をつけられていたメッシに逆に２点差をつけ、３３得点で首位に浮上した。

　「仲間の助けもあって再び４得点を決められてうれしい。欧州ＣＬ敗退もあった中でチームは素晴らしい戦いを見せた」

　１８日間でバルサとリーグ戦、スペイン国王杯決勝、ＣＬ準決勝の４試合を戦った異例の“クラシコ”を３日に終えたばかりだが、重視していたＣＬは微妙な判定に泣いて敗退。既にリーグ戦のＶ逸が決定的な状況で、この日のセビリア戦はモチベーション維持が困難な試合だったが「バルサの優勝を少しでも遅らせた方がいい」とレアルのエースとして意地を示した。この日の４得点でリーグ最多得点記録３８まで残り３戦で４得点として記録更新も視界に入る。「更新は可能。狙っているわけではないけどね」。優勝争いの行方が事実上決した中、得点王争いと得点記録への挑戦から目が離せない。