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鹿島 風評被害撲滅“ホームタウン朝市”開催へ

[ 2011年4月17日 06:00 ]

大迫(左)と競り合う小笠原

 鹿島がリーグ再開初戦となる23日の横浜戦(国立、午後2時)前に、風評被害撲滅を目指す“ホームタウン朝市”を開催する。ホームタウンの行政と連携して、試合会場の国立競技場に隣接する明治公園で、午前9時~午後2時に茨城県産の野菜を販売する予定。10トントラックで鉾田産メロンや行方産の水菜、チンゲンサイなど新鮮な農作物を輸送する。練習時間との調整がつけばベンチ入りしない選手が店頭に立つ可能性もある。

 福島第1原発事故を受け、規制値を上回る放射性物質が検出されたホウレンソウなど一部の野菜が出荷停止となっているが、風評被害で出荷停止となっていない野菜にも影響は及び、出荷量は激減。風評被害撲滅に向けて、他のJクラブからも協力の声は上がっている。この日までに磐田から茨城県産の野菜を購入して、ホームゲームでサポーターに提供したいとの連絡が入った。復興支援に奔走するMF小笠原は「支援の輪が広がっていくのは素晴らしいこと」と感謝。復旧工事中の鹿島スタジアムを使用できない逆境の中に好機を見いだし、東京で茨城県産野菜の安全性を訴える。

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2011年4月17日のニュース