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長友「時間もない」ビッグクラブ移籍に意欲

[ 2011年1月31日 06:00 ]

<日本・オーストラリア>香川のユニフォームを着た長友(左)は本田圭と喜び合う

アジア杯 決勝 日本1―0オーストラリア

(1月29日 カタール・ドーハ)
 DF長友佑都が決勝アシストを決めた。0―0の延長後半4分、左サイドをドリブル突破して左足でクロス。李の左足にピタリと合わせてV弾を演出した。後半11分からは左MFにポジションを上げ、ドリブルや本田圭とのコンビなど多彩な攻撃で何度もサイドを突破。今大会3アシストを記録して「上のレベルでやるためには攻撃での成長が必要だと思ってやってきた。その成果が少しは出せた」と胸を張った。一方で試合後に本田圭と「まだまだ自分たちのサッカーができていない時間がある」と言葉を交わすなど反省も忘れなかった。

 今大会は全6試合にフル出場。決勝でもチーム最長の15・283キロを走った。準決勝の韓国戦で車(チャ)ドゥリを圧倒するなどアジアでは敵なし。欧州での評価も高く、所属するチェゼーナから1月中にビッグクラブに移籍する可能性も残されている。「1月移籍?それはないと思いますが、ビッグクラブにステップアップしたい気持ちはある。世界一のサイドバックになるためには、あまり時間もないので」。世界一のサイドバックを目指す背番号5が、まずはアジアの頂点に立った。

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2011年1月31日のニュース