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日本は圏外!?22年W杯本命はカタールか

[ 2010年11月25日 06:00 ]

 22年W杯はカタール開催で決まり!?英国系ブックメーカーのウィリアムヒル社が23日までに18年と22年のW杯招致レースに関するオッズを発表した。日本が立候補している22年大会はカタールが1・44倍で本命と評価された。2大会の開催地は12月2日の国際サッカー連盟(FIFA)理事会(スイス・チューリヒ)で決まる。

 初の単独開催を目指す日本に衝撃の結果予想が届いた。独自オッズを設定して賭けを受け付けるブックメーカー大手が、22年W杯で開催地の大本命に推したのが中東のカタール。オッズ1・44倍は4倍のオーストラリア、4・5倍の米国を引き離し、34倍の日本と41倍の韓国はもはや圏外と言われてもおかしくない。
 開催時期に気温40度前後の酷暑を迎えるカタールは競技場内を27度に維持する最先端設備を売りとするが、19日にFIFAが発表した開催候補地の報告書では選手や観客の健康維持やインフラ整備に懸念が表明されるなど欠点が目についた。ところが賭けの世界で予想外の高評価。FIFA理事22人による投票と無関係とはいえ、独自の情報網を持つブックメーカーの判断だけに侮れない。
 18年大会招致を狙うスペイン・ポルトガルとの裏取引で7票を確保したという英紙の報道はFIFAの調査で証拠がないと不問に付されたが、カタールが招致レースで存在感を示してきたのは事実。日本にとって脅威となることは間違いない。

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2010年11月25日のニュース