ドルトムントまた勝てず…香川「決められない」

後半、シュートを放つドルトムント・香川（左）

　【Ｊ組　ドルトムント１－１パリＳＧ】Ｊ組のドルトムントはホームでパリＳＧと１－１の引き分け。日本代表ＭＦ香川真司（２１）はトップ下で先発したが得点に絡めず、後半２０分に交代した。

　ＰＫで先制しながら後半４２分に追いつかれてドロー。０－１で敗れた９月３０日のセビリア戦に続いてホームで勝てず、首位パリＳＧに勝ち点で並ぶチャンスを逃した。香川は「セビリア戦もそうだが、点が入っていない。リーグ戦だったら決められるシーンが欧州リーグでは決められない」と嘆いた。
　得点に絡めなかったが、トップ下で攻撃を組み立てて存在感を示した。前半３分には速攻からシュート。同１４分には左クロスをＦＷバリオスに合わせたが、シュートはポストに嫌われた。チームは引いて守る相手を崩しきれず「チャンスはつくれても焦ったり。そういう意味では経験がチームとして必要」ととらえた。国内リーグは破竹の７連勝で首位に立ったが、国際舞台ではチームの若さが裏目に出た。（ドルトムント・三村祐輔通信員）