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代表FWの存在感!前田 個人技で同点ゴール演出

[ 2010年10月23日 18:50 ]

 【磐田2―1浦和】同点ゴールの立役者となった磐田の前田だが、「アシストできて良かった」と、いつものように素っ気なかった。ただ、同僚の言葉が前田のプレーの重みを物語る。GK川口は「遼一(前田)が粘ってくれたから同点になった。彼の能力は申し分ない」、ジウシーニョも「あの得点は、前田のプレーが素晴らしかった」とたたえた。

 0―1の後半17分だ。GK川口のロングキックに前田は猛然と走り込んだ。ゴール左でボールをキープすると、そこから軽やかなステップで狭いエリアを突き、浦和の山田暢、さらに平川をかわして中央へ折り返し。定評のある個人技で、ジウシーニョの同点ゴールを演出した。
 日本代表のザッケローニ新監督が初指揮した10月の2連戦に選出された29歳は「年齢的にも代表は最後ぐらいの気持ちでやっている」と、珍しく気持ちを前面に出した。無得点だったが、高さと技術を兼ね備えた万能型FWとして新チームで存在感を示した。
 この日視察したザッケローニ監督の前でチームは逆転勝利。前田は「勝てて良かった。毎試合点を取れるようにしたい」と、いつものように静かに次の試合を見据えた。

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2010年10月23日のニュース